起業の厳しい現実と、意識高い系には乖離があるって?現役社長が反論しますね(笑)
ネットで記事が流れてきたので気になって読んでみました。
正直、読んで、これ本気で書いてるなら「ギャグだな」と思いました。
これで本当に起業しない人がいるなら、それは最初から確かに起業しない方が良いですね。
なぜならこの記事呼んで納得したのなら、多分頭使ってないからです。
これに納得してる人は起業してない人か、起業しても失敗した人でしょうね。
頭使ってないのだから失敗して当然です。
私はなぜか東大生や日本の一流大学の知り合いが多いのですが、彼らですら頭が動いてない人が多い。
確かに、彼ら彼女らは「素直」なので、「学ぶ」=「まねる」ことはできるし、物覚えも理解も早いから知識を増やすのも応用するのも早いし上手。
でも、本当に知恵がある人は、「疑う」んですよ。
これ、そういってるけど、本当?って。
普通に考えれば全ての項目を論破することが出来ますよ。
学習って疑うことを覚えて自分で考えるものであるべきなんじゃないかと私は常々思いますが、こういう力鍛えてないと自分の人生棒に振りますよ。
それって本当に最悪なのに、みなさんなんで気づかないんでしょ。
例えば、自分でコントロールできない運に自分の人生を預けますか?って、それって別に起業に限りませんよね。
私は起業に限らず全ては運だと思っています。
地球ってなんでできたか知ってますか?地球に生命が存在して、人間がいるのって、なんででしょうか?私は天文学的な確率の奇跡、だから私が今生きていることそのものは運だと思ってます。
会社に就職していてもリストラにあうかもしれないし、減俸や窓際社員になることもあるでしょうね。自分が健康でいられるのも多少運ですよ。
上場企業の部長さんも、「自分はたまたまかわいがってくれてた人が社長争いに勝ってくれたから、部長に引き揚げてもらった。それまでは不遇で便利屋みたいにトラブルが起きたら火消にさせられて、ストレスで全身じんましんが収まらない時期もあったよ」
と仰っていました。
他にも大手企業で逆に優遇されてプレッシャーで鬱になって、生まれたばかりの子供抱えて、最初の3か月は最低賃金でたそうですが、その後は給料0になって生活困っている人もいますね。しかもその人大手保険会社(笑)なんだか笑えますね!
別に起業してるから云々じゃなくてすべての人は運に左右されています。その運を掴む人、掴まない人がいるだけです。良いことをつかみ、悪い事を避ける、それが実力です。
運について、本気で考えたことがないんでしょうね。
あと、社長なんてやっていたら一生稼げない?
これはもう反論するのもバカバカしいですね。
稼いでる人をあげろと言われたら言い出すのにきりがありません。
勿論就職していてそこらの社長よりもよっぽど稼いでいる人もたくさんいます。
社長でも稼いでる人はいるし、稼いでない人もいる。
起業しても、失敗する人はいるし、成功する人もいる。
そんな当たり前のことを忘れて、自分の範囲の人たちの話をさも一般論にされても。
もし社長になれば無条件でだれでも稼げる、自由になれると思ってる学生がいるなら、それは意識高い系じゃなくてお花畑系でしょう。
結果のみで判断される・仕事は自分で見つける・大体うまく行かない
それって変でしょうか。私、当たり前だと思ってたんですが。
結果じゃなくて過程も見て欲しい・仕事は見つけてきてほしい・すべて上手くいって欲しい
って思ってるんですか?それは確かに、現実見た方がいいですね。
まぁ、でもこういうタイプの人は経営サイドからすると、
ちょこちょこ過程褒めてあげるだけで、だれがやってもうまくいくようなつまらない仕事でもやれって言ったらやってくれるのだとしたらそれはそれでいいかもしれない(笑)
こういう人も社会にはいないとですね。
で、会社勤めがいいとして、その会社の社長はどうなんでしょうね。
社長が稼いでない会社で、その会社の成功は運任せなんですか。
それなのに社長より社員の方が稼げるんですか。すごい夢見がちな気がしますけど。
社内での出世による社長と、創業社長の違いってことなんですかね。
夢を見るよりも現実を見ろ、という人、音楽とかスポーツとかは興味ないんでしょうか。
私はミスチルやスピッツが夢を見てくれてよかった、と心から思います。おかげで私は悲しい時もうれしい時も満ち足りた気分になります。
錦織圭選手や羽生弓弦選手が、夢を見てくれて本当に良かったです。おかげで私は感動して自分を奮起させられます。
現実を見ろっていう人ほど、現実みてない人が多い気がするんですよね。
私からすると、「ディズニーは夢の国!」って言っているディズニーランド好きな人みたいです。
お金払ってるのに。お金払わなきゃ夢見させてくれないなんてそれは現実的じゃないか。
現実見ろって言ってる人は、自分の狭い世界だけが現実であって、
自分の知らない世界のことは「ない」と思ってるだけ。
昔の人は水平線のむこうには「何もない」と思っていました。
向こうには新大陸があると考えて船を出したコロンブスは、当時は彼が夢見野郎だったかもしれませんが、
今はどうですか?
どっちが現実見てなかったでしょうか。どちらが現実を知っていたでしょうか。
現実を見るっていうのは、自分の知ってる世界で生きるってことじゃないですよ。
いろんな人がいて、いろんな奇跡、運が自分には与えられていて、せいぜい100年ぽっちしか生きることが出来ないってことを知ることなんじゃないんでしょうか。
その上でどう生きるか。起業が必ずしもいいことではないですが、こういう話はどうかと思ってしまいます。