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WISEのビジネスパワーブログ「ビジネスの本質:なぜ交換・共有が成立するのか?」

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ビジネスの本質:なぜ交換・共有が成立するのか?

前回「ビジネスの本質:生物学的ビジネスの根本原理」で、人は生きている間、どの時代でもどんな人でも普遍的に、自分で何かを作るか、交換・共有してもらって、自分に必要なもの、欲しい物を得ている、というお話をしました。

それがビジネスの基本だと。

 

今回は、さらにそれに踏み込んで、考えてみたいと思います。

 

イマヌエル・カントという哲学者がいます。

前回に引き続き、また哲学かい!と思われるかもしれませんが、私の思考回路は基本的に物理と哲学で構築されているので、ご容赦ください。

 

彼は哲学者として有名で、彼の学説は世界に、今の現代日本にも実は影響をもたらしています。

 

そのカントは「永遠平和のために」という本を出版しています。

 

そこまで難しい本ではないので、ぜひ読んでいただきたいのですが、

今の時代、改めて考えさせられる題名ですよね。

 

私たちは今、少なくとも日本は平和に思えまずが、いつなんどき戦争が起きてもおかしくなく、実際テロや銃撃戦がある国は未だに多く、世界平和とは程遠く、

 

もっと言えば「永遠平和」など夢のような話だと、感じてしまいます。

 

カントの時代は今よりも、もっと戦争にあけくれている時代です。

そんな彼が、哲学者として、人として、真剣に取り組み書いた文章が「永遠平和のために」なのです。

 

序説で彼は彼らしく、そもそも「永遠平和とはなにか、またそれは成立しうるか?」という問いを立てます。

 

それは裏を返せば、戦争のないこと、争いのない世界は成立しうるか?という問いでもあります。

 

ならば戦争、争いはなぜおこるのか?

 

カントは「相手の持っているものを相手を打ち負かし奪うため」と考えます。

何かを外部から必要とするのは生命の根本原理でしたね。

歴史上、戦争とは、そのための戦いだったのです。

 

ならば、「打ち負かして奪う」よりも、「仲良くなって交換・共有する」方が、より「多くのものを手にできる」としたら?

 

あいだみつをさんが「奪い合えば足りぬ 分け合えば余る」と仰いましたが、同じことですね。

 

カントは、人間がそのシステムを作ることができれば、永遠平和は達成しうると考えます。

そしてそれは、人間に可能である、と彼は結論づけるのです。

なぜなら、奪うというのは奪われるリスクがあり、戦うというのは殺されるデメリットがあるので、交換・共有する方がよっぽど効率的かつ効果的だからです。

(そんな子供でも分かる当たり前のことを達成できてないのが現実ですが。「永遠平和のために」が出版されてから200年以上経ってるというのに!!もはや恥ずかしい!!!)

 

正当な交換・共有の仕組みは「平和への道」と私は考えます。

だから本来、正当なビジネスは世界に平和をもたらすはずなのです。(争いの問題はビジネスそのものではなく拝金主義的資本主義だと思います)

 

さて、ここで 改めて、交換・共有の「成立条件」について考えてみましょう。

 

ここに10円があります。

 

よく「交換」というと、「等価交換」をイメージしますが、実際の交換において、等価交換は起こりません。

 

10円を等価交換したければ、10円と交換する以外ありえません。

 

でもだれも、10円と10円を交換する人はいませんね。

 

等価交換では「交換は起きない」のです。

 

なので、そこに、うまい棒をもってきましょう。

10円でうまい棒と交換する人はいます。

 

それはなぜでしょうか?

 

 10円を持っている人は、10円を持っていることよりも、うまい棒が価値があると思い、

うまい棒を持っている人は、うまい棒よりも10円が価値があると思うからです。

 

つまり、人はより価値が高いと自分が思うものと交換をしようとし、お互いがそう思うことができた場合、交換が成立するのです。

 

わらしべ長者というお話も、最初はなんでもないアブが、少しずつ交換を繰り返すことによって、最後は家を所有することになります。

 

これは「交換」のパワーについてのお話なのです。より良い物としか交換が成立しないならば、交換を繰り返せば必ず、良い物にたどり着くはずですね。

 

共有というのも、交換とほぼ同じで、自分ひとりで所有するよりも、他者と分け合った方が得だ、と判断するから成立します。

 

交換・共有の原因は、「より良い物が欲しい」という「より」という人間の思いなのです。

 

おっと、少し長くなってしまったので、「結果」について話せませんでしたが、このへんで切り上げます。


次回こそ!今度は交換と共有の「結果」について、お話したいと思います。(おまけの話が長いからかな~(;'∀'))