WISEの本気の革命ブログ!

大学三年生で起業してはや9年目。自分に何が出来るのか模索してます

WISEのビジネスパワーブログ「(多分)98%が偽物で、2%くらいしか本物はいない、ということにまず気づくということ①」

InfiniteChange株式会社のWISEです。

弊社は、「己の志、信念を持ち、真っ当に生きることができる社会」を目指し、「起業・フリーランスの独立支援企業として、人間性をもって一線を画すこと」を目標にしています。

弊社に関わるクライアント、協力・支援企業の方々には、「自分の道を知り、歩み、本気で生きる喜びと、それを通して社会貢献する達成感」を提供させていただきます。

そのために、知識・実績のみならず、精神性を大事とし、尊敬、目標とされる人物になることを一同目指します。

 

まずは、本気で生きる、本質を自分に持つことから、「自分自身の人生が始まる」ことを提唱するため、本ブログを開設し、代表である私自身が、本気で自分の中の本質について模索、語らせていただきます。

 

これからの日本、世界が、50年、100年後、心から生きることを楽しむ人がもっと増えることを願って!(^O^)

 

(多分)98%が偽物で、2%くらいしか本物はいない、ということにまず気づくこと

まずは、何をもってして「本物」というのかということ自体が難しいことですが。

オリンピック盛り上がっていますね!内村選手と錦織選手のメダル、試合は涙腺崩壊するかと思いました。

まさに昨日、ビジネスの打ち合わせをしながら、まさに題名の話になりました。

 

私が大学生の時、伝説の営業マンという方とお会いしたことがあります。

その人はフリーの営業マンで、その人が担当する商品は必ず売れるので、年収2000万が固定給だとのこと。

 

その人との出会いも変わっていました。

少し長いのですが面白いので話させてください。m(__)m

 

女性が女医さんのコスプレをして道端で呼び込みをしていました。

そこに酔っぱらったおじさんがやってきて、大きな声で「お前は医者か!?」と聞いていました。

私はたまたま地元の駅だったので通りがかったのですが、そこまで遅い時間でもないのに、泥酔しているおじさんが少し目立ったので、「女の子絡まれてかわいそうだな~」と思いながら通りすぎるところでした。

すると、二人が二言三言会話を交わしたと思ったら、いきなり女性が首を絞められだしたのです。

私は驚いて、周りを見回したのですが、周りは気づいていないのか、見て見ぬふりなのか、とにかく誰も助けようとしません。

とっさに「大丈夫ですか!?」とそのおじさんを後ろから羽交い絞めにして、引き離して、女性に「逃げてください!」といいました。

当時私も、怖い物知らずだったんですね。

それでそのおじさんが女性を追いかけようとするので引き留めて、「どうしたんですか?なにがあったんですか?」と注意を引こうと話を聞いたところ、

どうも、そのおじさんは、おじさんの「医者か?」という質問に女性が(冗談で)「そうだ」と言ったそうで、

「なんで医者がこんな呼び込みしてるんだっ!?」と聞いたら、

女性が「それは嘘で・・・」と言うので、

「俺に嘘を言ったのか!!??」と怒ったそうなのです。

 

そうですか、嘘はよくないですよね、と言いながら、酔っているようですがおうちはどこですか、帰れますか?と、タクシーにでも乗せて帰ってもらおうとしているところ、

サラリーマン風の男性が、「どうかしたんですか、お兄さん酔ってるけど大丈夫?」と声をかけてきました。

なんとなく私とおじさんの間に入ってくれたので、内心私はほっとして、見守ることにしました。

するとすぐに先ほどの女性と、その方のお店の男性らしい方が戻ってきて、警察呼んで、私と社会人男性の役目は終わったかな、となりました。

もうお気づきでしょうが、その社会人男性というのが、伝説の営業マンなのです。

ちなみに、警察が来る前に私たちはその場を去ったのですが、女性が心配だったので、「大丈夫でしたか?」と聞いたら、「実は私は元婦人警官なので、首しめられた時、相手の肋骨思いっきり殴ってたくらいだし大丈夫!多分むしろあの酔っ払いの方が酔いが覚めたら怪我に気付くんじゃないかな?」とのこと。

世の中にはいろんな方がいらっしゃいますね。

御礼を言っていただき、私が帰ろうとすると、伝説の営業マンに呼び止められます。

「君、こういうのは危ないから気を付けて!自分で解決しようとしたら危険だよ。周りに助けを求めた方がいいよ」

と言われます。その方は女性が首絞められているところは気づかなかったそうなのですが、私がなにやら酔っぱらいに絡まれているだけだと思って声をかけてくださったそうで、実はそんな事件だったとはと驚いていたそうです。

「警察もくるようだし、目撃者で呼ばれるかもしれないから連絡先を交換しておこう」

と、今思えばまんまと連絡先を聞かれていたのですが(笑)、

世間知らずの私はとても堂々としたその人の雰囲気に圧倒されて、メールアドレスを教えるのでした。

名刺もいただき、「自分は主にデパートやネットショップなどに商品を紹介している仕事をしています」と言われました。

その後、特に連絡などなかったのですが、私が数か月後、ネットショップをやってみたい!と思い始め、あ、あの人に聞いてみよう、とこれも今思えば本当に怖い物知らずですが、連絡してみたのです(笑)。

 

お会いしたい旨の説明をすると、その時から有名になっていた某ネットショップさんで月商1千万売り上げているオーナーさんをご紹介すると言ってくださり、ご一緒に飲みの席を用意してくださいました。

 

この時の情報のおかげで私の起業の第一歩にもつながるのですが、人生面白いですよね。

 

その時初めて、その方が知る人ぞ知る、営業するとその会社の業績が10倍以上になるという伝説の営業マンと知ることになるのでした。

 

なぜ、固定給2000万なのか?営業マンなら売れたら売れただけもらえるのではないか?と聞いたところ、

「僕は歩合ではもらわないことにしてるんだ。でも商品が売れる前に固定給契約をしてもらうから、大体相手には最初しぶられるし、歩合で儲かったらいくらでも出すって言われるんだけど。」

「自分がその会社の商品売るときはもちろん2000万もらう以上の結果は今までずっと出してきたから、本当は歩合の方が儲かるんだけど、それ以上の利益は、会社のその商品を作ってくれた社員に還元してもらうようにお願いしているんだよね」

なんだか、面白い、自分のポリシーがある人なんだな、と思いました。

今となっては色んな方にお会いさせていただけるのですが、当時はそういう方とお会いするのは本当に新鮮でした。

訪問販売やキャンペーンのバイトしていたので、営業にも興味があった私は、

「良い営業マン、売れる営業マンってどうしたらなれますか?」と聞いてみたのです。

 

 

すると、

「良いものを見極められるかどうかだね」

と返されます。

 

 

「え、営業って、お客様と話して、自分を売って、買ってもらうんじゃないんですか・・・?」

 

「商品を無理やり自分の力で売ろうとするのには無理が出るからね。それに自分の力には限界があるから。

結局、良い営業、商品を売れる人になるのには、本当に良い物を見抜いて、それを必要とする良い人に紹介する。

すると良い人はまた良い人を紹介してくれる。そうすると商品はどんどん売れるようになるね。

それによく言われる人としてまず信頼してもらって、というのもの、良い商品そのものが、僕の代わりにお客様との信頼を作ってくれるんだ。

良い営業マンは営業しない人だと思うよ。

自分の仕事は、良い商品と良い人を見抜くこと、だと思ってるよ。」

 

当時の私には衝撃的、目から鱗でした。

 

「・・・。良い物はどうやったら見抜けるようになりますか?」

「良い物をたくさん見ることだね」

「良い物を見るって何を見たらいいですか?どうしたらいいですか?」

「おすすめは美術館に行くこと。長年、人が普遍的に良いと思うものの感覚を磨くといいよ。」

 

その時は、いまいちピンと来ていなかったのですが、そこで私は早速、大学の夏休みを利用して、イタリアのヴァチカン美術館とウフィツィ美術館に行きました。

 

作品はどれも素晴らしく、これは神様信じてしまうな・・・と感動したものです。

でも、自分が「良い物を見抜けるようになった」とは思えませんでした。

それでも、美術館は日本でもちょくちょく行くようにしていました。

 

数年後、美大にいた友人の卒業展があるとのことで、行ってみると、なるほどと。

大賞を取っているものと、無冠の作品の違いは、なんとなくその賞の文字が見えなくても、わかるようになっていました。

 

本物≒多くの人が長年、「良い」と思うもの、それを感じられるようになっていると、

すでに良い物として並べられているものは良い物としてそのまま受け入れるけれど、

「そうじゃないもの」があると、それが分かるようになっていたのです。

良い物を見抜く=そうじゃないものを見抜く、ということなのです。

 

少なくとも、自分なりに「良い」と思うものの軸が出来上がっていました。

 

また、お世話になった経営者さんがいつも信じられないくらい高いお酒をごちそうしてくださいました(※料金は勿論自分たちも払いますが、お金だせば飲めるものではないレベルのものです)。

学生達になんでこんなに高い良いお酒を飲ませてくれるのか?といつも不思議だったのですが、

「若い時ほど、お酒がわからない時こそ、良いお酒を飲むこと。

安くて悪いお酒しか知らないと、良いお酒が分からなくなるからね。

どうせ一本開けても自分で飲みきれないから、せっかくなら若い人にお酒を知ってもらいたいんだよ」

 

回り回って、このお二方の教えてくださっていたことが、つながるということに気付きました。

 

まずは、「良い物」を知ること。そして初めて、「そうじゃないもの」に気付くのです。

 

例えば、全身とあるブランドで固めた人がいるとします。

そのブランド品を買ったことがない人は、それが偽物か、本物かはわかりません。

ブランドのロゴマークだけを見て、この人はお金持ちなんだ、すごい人なんだ、と思うかもしれません。

でも、一つでも本物を買ったことがある人は、あれ?と気づくことが出来ます。

なにかおかしいな?と。

 

まずは、良い物を知る、本物を知ること。

 

確かに、一体何が本物なのか、かわかりにくく、

私も本当にわかっているかどうか怪しいかもしれませんが、

お酒も、美術品も、人も、なんだかうまく言えないのですが、良い物、良い人は、「同じ雰囲気」を感じさせるんですよね。

 

そう思うと、あの「美術品をたくさん見ること」という当時は明後日の方向だと思ったアドバイスが、今になって、こういうことか!!!!!と合点がいったのです。

 

私は今のところ、「ついていく人を間違えない」と自分では思っていて、多分その明確な基準も、理屈も理論もないのですが、「本物」を感じるかどうか、かもしれないと思っています。

これは、今まで本物に触れるという意識を持ち続けたokageかなと。

 

さて、無駄な過去話のせいで長くなってしまったので、今回はこの辺で。

次回はたぶん、芸大の学長先生のお話と、「自分が本物になる道」について、お話しできればいいなと思います。m(__)m